1992年8月30日日曜日

スウェーデン

  この夏仕事でスウェーデンを初めて訪れた。森の国と言われるだけあって平地には延々と森が続いており印象的であった。この森から昔はレーヨン用パルプが日本にも輸出されていたという。所々伐採されているが、その伐採跡は常に新しく植林されており、今後もこれらの森はスウェーデンの特徴となり続けるだろうと思う。
  ただ残念なことは、所々で枯れている木があり、森林を守るには地球規模の対策が必要に感じられた。スウェーデンの家具は日本でも有名であるが、この森林がなくなれば成り立たなくなるのではないかと心配する。日本のように東南アジアに材木を買いあさりに行くような姿勢はスウェーデンにはないと思われる。何れにしても、自国一国で解決できるものではなく、世界的な環境問題の重要性を再認識させられた。