1993年11月30日火曜日

シュタムティッシュ

  "Die Aermel sind zu lang" Japanischer Stammtisch in Dueseldorf.(袖が長すぎる、デュッセルドルフの日本人のシュタムティッシュ)の見出しで、私たちが楽しんでいるシュタムティッシュがデュッセルドルフのコミュニティ新聞Rhein-Boteで紹介された。
  シュタムティッシュとはそのまま訳せば「幹の机」という意味であるが、本当の意味は常連客が同じ食卓で飲んだり食べたりしておしゃべりをする集まりのことである。私たちの集まりにはドイツ人夫婦、奥さんがドイツと日本のハーフの夫婦など含めて5組の夫婦の集まりである。たまには子供も含めて家族の夕食を兼ねることもある。みなさん忙しいところをとにかく一ケ月に一回週末に会うようにしている。私達夫婦を除く日本人の方々はドイツ生活10~20年の方ばかりなので、おしゃべりは当然ドイツ語となっている。私たち夫婦にとっては会話は非常に難しく英語、日本語でも良いことにしてもらっている。
  話すことは食事、子供、教育、文化、スポーツ、政治など多岐に渡り、気取りもなく自由なおしゃべりの会である。夜8時頃から始め、いつも夜中1時頃まで過ごす。ドイツ語は難しいけれど時にはドイツ人の議論好きなところも見られる。この間、わが社では毎月月報なるものを書いていると話したら、”そんなもの書くの”とたいへんびっくりされ、むしろこちらがびっくりした。
  見出しは、ドイツで服を買うと日本人にとっては常に袖が長くぴったりしないとの話しをとったもの。この集まりはドイツ人の生活を理解するとともに、会社生活をしている自分とは違う世界が見られることがおもしろくもあり楽しみである。今後も続けたいと思っている。